Java Programming Language

JSR投票が実施され、Java SE 7およびJava SE 8へ向けた仕様がみえてきた。Oracleはスケジュール通りJava SE 7の開発を進めリリースにこぎつける姿勢を見せている。賛成多数で通過しているものの、投票者はあまりいい印象を持っていない。スケジュール通りにJava SEのリリースを進めたいOracleの思惑とは逆に、メンバーはライセンス条項を変更しようとしないOracleへの不満を表明している。

  • Java SE 8: 賛成12、反対3
  • Java SE 7: 賛成12、反対3
  • Coin: 賛成13、反対1、投票なし1
  • Lambda: 賛成13、反対1、投票なし1

Java SE 7と8に対してはApache、Google、Tim Peierls氏が反対。ライセンス条項に明確に反対している。SAP、IBM、Red Hatなどは賛成してはいるものの、技術的なメリットを考慮しての賛成であり、ライセンス条項についてはApache、Google、Tim Peierls氏と同様に反対している。CoinとLambdaで反対しているのはApache。こちらでもメンバーはライセンス条項に反対している。スケジュール通りにJava SEのリリースを進めたいOracleの思惑とは逆に、メンバーはライセンス条項を変更しようとしないOracleへの不満を表明している。