内閣府は7日、10月の景気動向指数(CI、速報)を発表した。速報によると現在の景気とほぼ一致して動く「一致指数」(2005年=100)は前月比で1.4ポイント低下し、100.7だった。2カ月連続の下降。景気の先行きを示す「先行指数」は1.4ポイント低下の97.2、遅行指数は0.9ポイント上昇の89.2だった。基調判断は「足踏みを示している」。昨年10月から続いた「改善を示している」という表現はなくなった。2カ月連続の下方修正。

景気動向指数は、景気の現状把握や将来予測に資するために作成された総合的な景気指標。

10月の一致指数(CI)では、所定外労働時間指数(製造業)や大口電力使用量、中小企業売上高(製造業)などの指標で悪化が目立った。有効求人倍率(除学卒)や投資財出荷指数(除輸送機械)などはわずかながら改善している。足下の変化をつかみやすいとされる3カ月後方移動平均は102.0で、前月比0.77ポイントの低下となっている。

景気に先行して動く「先行指数」は4カ月連続の下降。特に最終需要財在庫率指数や、鉱工業生産財在庫率指数、耐久消費財出荷指数(前年同月比)の悪化が目立つ。遅行指数は2カ月連続の上昇。法人税収入や家計消費支出(全国勤労者世帯、名目)(前年同月比)が改善した。