雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく人気企画。第89回は、プロデューサーの佐々木大輔が登場。

佐々木大輔プロフィール

学生時代から憧れていたファッションの仕事に就くべく、札幌のセレクトショップで働きはじめ、2年で独立。以降、セレクトショップの立ち上げにはじまり、札幌という地方に根ざしたファッションの活性を目的として、札幌コレクションの主宰、北海道限定のフリーマガジン「SCRIPT」の創刊など、地元北海道を拠点にさまざまな革新的なスタイルムーブメントを巻き起こしている。オフィシャルブログ[RE:COMMEND]はこちら

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

佐々木大輔(以下、佐々木)「16歳。男子校に入り"何か好きな事を見つける大切さ"を知ったからです。それまでの15年間はどこか漠然としていました。今でもその時の友人には感謝しています。ちなみに、僕がFASHIONを好きなのは、世界とのドアと思っているからです。数少ない共通言語であり、自己表現の手段。ただし着飾る事は苦手です」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

佐々木「24歳の時にセレクトショップの仕事で行ったパリ、Comme des GarconsのOFFICEで川久保さんと目が合っただけで、その場で固まりました。あの緊張は忘れません。余談ですが、あそこのケータリングは世界一美味しいです」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

佐々木「ないです。続けることが何より重要な事だと思っています」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

佐々木「メンズのニットウエアとか作ってみたいですね」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

佐々木「Canon 5D、Leica SUMMILUX 50mm」

――尊敬している人を教えてください。

佐々木「Bob Dylan、榎本武明、橋本信也、ビートたけし、Tim Burton」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

佐々木「飛行機の中、シート7D」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

佐々木「0日」

――理想的なオフの過ごし方は?

佐々木「どうだろ、友人と行くNY、コレクションシーズンのParis、オイルマネーの凄さを体感できるDubai、ハローアジア!上海、数世紀前の時間が緩やかにながれるMILAN、オーガニックの最先端を感じるLondon……。旅は自分を成長させると……半ば妄想しながら、実家で昼まで寝てる事でしょうね。願わくば、F1全戦をサーキットツアーしたいと思いつつ……zzz」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

佐々木「Alexey BrodovitchやHenri Cartier-Bressonなどの巨匠たち、なかでも時代を飛び越えたような人達の写真集を買い集め、見ている時間が好きです。後はどうでしょう、時間のある時に行く登山(なかなか行けないですが)と、周りでブームが再燃しているWWEでしょうか」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

佐々木「適当な日に適当な量を」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

佐々木「DAISHI DANCE(DJ)、戸次重幸(俳優)、岩田圭吾(演出家)。北海道から日本に向けてクリエーションを続ける大切な人達です」

作品紹介

左:札幌コレクション プロデュース
CL:道民、実行委員長:佐々木大輔
中央:博多阪急オープン ポイントカードプロモーション プロデュース
CL:博多阪急、P/PL/CD:佐々木大輔
右:ELM SEWING ディレクション
CL:エルムソーイング、CD/AD:佐々木大輔