【FXテクニカル クロス円】豪ドル円

10月29日の安値78.185からの上昇は、11月22日の高値83.01をつけてしばらく高値でのもみ合いとなったが、81.18(10月からの上昇で見た38.2%)を割り込んでから調整局面が継続されている。ユーロ圏発のリスク回避志向が資源関連にまで及んできている。今朝発表されたオーストラリアの第3四半期GDPは市場の予想平均を下回った。

10月からの上昇で見た61.8%が80.03にあり、昨日の安値は79.84。GDP発表後に79.77をつける局面があったが、再度これらの水準を割り込んで終値形成となれば、下値模索の可能性が高まる。90日移動平均線も存在するだけに注意しておきたい。その場合、目先のターゲットとしては、78.70となり、10月31日安値の78.18も模索しよう。

反対に、前述のサポート群が維持され、80.45-60(11月23及び26日安値と50%)を超えていく展開となれば、81.17(38.2%)や11月30日に付けた高値81.38を目指す反発地合いになるか。ただ、市場のリスク回避志向の浮沈みに反応しやすい地合いだけに、ユーロ圏の話題には注意しておきたい。

豪ドル円 日足