日本ベリサインは11月29日、オンライン詐欺検出サービス「ベリサイン アイデンティティ プロテクション オンライン詐欺検出サービス」(略称: VIP FDS)を楽天銀行に導入したことを発表した。

楽天銀行は国内のオンラインバンキングでは最大とされる約350万口座を有するとされるが(2010年9月末現在)、同サービスによって同行のオンラインバンキングサービスに不正な取引を自動的に検出する機能が追加される。

同サービスにはリスクベース認証と呼ばれる技術が採用されており、通常の取引ではあり得ない頻度での金額の入出金や遠隔地のATMからの不自然な入出金といった取引を、シグマクシス社の不正検知ノウハウを生かしたポリシーを適用することで異常取引を検知する仕組み。

楽天銀行はこれまで、不正取引の検知を独自に行ってきたとされるが、同サービスの導入によって業務改善や効率化、コスト削減、取引の安全性向上を図る。