電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2010年10月の地上デジタルテレビ放送受信機の国内出荷実績を発表した。

それによると、10月の地上デジタル放送受信機の出荷実績は386万4,000台で、内訳はテレビ受信機が283万3,000台、チューナーが18万3,000台、ケーブルテレビ用STBが19万台、デジタルレコーダーが9万3,000台、ブルーレイディスクレコーダー(以下、BDレコーダー)が46万4,000台、地上デジタルチューナー内蔵PCが10万台。2009年同月比で見た場合、テレビ受信機は244.8%、チューナーは71.9%、ケーブルテレビ用STBは144.7%、デジタルレコーダーは88.2%、BDレコーダーは182.8%、地上デジタルチューナー内蔵PCは171.8%となっている。

シャープ製 地デジ対応液晶テレビ「LC-32E8」

地上デジタルテレビについては、2009年12月(239万2,000台)を上回る過去最高の出荷台数を記録しており、理由として家電エコポイント制度が12月より縮小されるため、駆け込み需要が急増したことが考えられる。また、10月の地上デジタルテレビのカラーテレビ全体に占める割合は100%に達した。

10月のデジタルレコーダーとBDレコーダーを合わせた地上デジタルチューナー搭載率は、ほぼ100%。ケーブルテレビ用STB、デジタルレコーダー、BDレコーダー、地上デジタルチューナー内蔵PCが、地上デジタル放送受信機器全体に占める割合は21.9%となった。