MathWorksの日本法人であるMathWorks Japanは11月24日、R2010bリリースでのData Acquisition Toolboxの新機能を発表した。

新たな機能を搭載したData Acquisition Toolboxを用いることで、エンジニアや科学者がNational Instruments(NI)のデータ集録ハードウェア「CompactDAQ」をMATLAB から直接利用できるようになる。また、25以上のCompactDAQデバイスがサポートされており、電圧、電流、温度などのさまざまな計測データを解析することが可能となる。

同Toolboxでは、バックグラウンド集録またはフォアグラウンド集録のいずれかを使用して、複数のCompactDAQモジュールから同時にデータを集録することが可能。バックグラウンド集録では、エンジニアはデータを収集しながら同時にそのデータを解析、可視化できるようになる。一方、フォアグラウンド集録では、ブロックごとにデータを収集して、後でMATLABで解析を行うことができる。

また、MATLABの数行のコードでこれらのデバイスをコントロールしてデータを集録できる、新しいアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)も搭載されている。

バックグラウンド集録により、データの収集と同時にデータ解析が可能に

なお、これらの機能を搭載したData Acquisition Toolboxの価格は15万円からとなっており、すでに提供は開始されている。