10月25日から27日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにおいてAdobe社主催のユーザカンファレンス「Adobe MAX 2010」が開催された。本稿ではその展示会場の様子をレポートする。

Adobe MAXの展示会場の前には毎年恒例で大きなウェルカムボードが設置される。今年も参加者がそれぞれ想い想いのメッセージを書き込んでいた。Adobeのツールを褒め称えるコメントが多数あるのが印象的だ。

会場入り口のウェルカムボード。よく見ると「FxUG日本」の文字もある

今年の展示の目玉は間違いなくAndroid端末だったと言えるだろう。もちろん、Flash PlayerやAdobe AIRがAndroid上で動作するようになったことを伝えるためのもの。Adobeのブースにおいて対応する端末が整然と並べられていたほか、各企業ブースでも自社製の端末や。自社製品がモバイル対応したことをデモンストレーションするための端末が置かれており、まさにAndroid一色といった感じだった。なお、Flash対応端末はこちらのページで調べることができる。

Flash対応端末がずらり

これはSumsungのタブレットPC「Galaxy Tab」。間もなく日本でも発売される

「Device Lab」スペースに行けば、Android端末やその他のさまざまなデバイスを触ってみることができるようになっていた。

デバイスを試すことができるDevice Lab

Device Labの一角には、Flash Player搭載の「Google TV」とAIRアプリケーションが動作する「Adobe AIR for TV」が。ソファーも設置されてリビングの雰囲気を再現していた。

Google TVを見ながらソファーでくつろぐ参加者

Google TVに搭載されたTwitterアプリケーションで実際につぶやいてみた人

ひときわ目を引いたのは、米国の人気テレビ番組であり来年映画が公開される「The Green Hornet」の劇中車。このGreen HornetをモチーフにしたFlashゲームが「The Green Hornet Crime Fighter」がAndroid Marketにて公開されており、基調講演でKevin Lynch氏がデモをして見せた。

The Green Hornetの劇中車

Motrola DROID 2でThe Green Hornet Crime Fighterを遊ぶ

また、今年はPhotoshop誕生から20周年の節目の年ということで、会場には初代Photoshopから最新のPhotoshop CS5までの各製品をインストールした(当時の)マシンがずらりと展示されていた。

初代Photoshop!

展示会場にはリフレッシュ用の休憩スペースやゲームコーナーもある。

ゲームコーナーはいつでも人気だった

来年のAdobe MAXは10月1日から5日まで(プレイベントなどを含む)、会場は同じくロサンゼルス・コンベンションセンターでの開催となる。

Adobe MAX 2011は10月1日から5日まで