リコーは11月1日、2009年12月に発売した高画質コンパクトデジタルカメラ「GXR」向けに、機能拡張ファームウェアの第二弾をリリースする。機能拡張ファームウェアおよび機能の使用説明書は、同社ウェブサイト上から無償でダウンロードできる。拡張される機能は以下のとおり。

ユニット交換式カメラシステム「GXR」。製品詳細はこちら

GXR 機能拡張ファームウェア 第二弾

(1)撮影時画面拡大位置移動を追加
撮影画面の拡大位置をAF/AEターゲット移動、マクロターゲット移動と連動して移動できるようになった。オートフォーカス、マニュアルフォーカスのどちらのモードも対応(マクロターゲット移動はマクロモード搭載ユニットのみ)。

(2)ピントチェックに便利な撮影時画面拡大倍率を3種類に追加
撮影画面時拡大倍率を2倍、4倍、8倍から選択可能とした。また、拡大機能はFn1,Fn2キーに機能を登録することができる。

(3)スポットAF、マクロAFエリア選択追加
スポットAF選択時やマクロモードの撮影時にAFエリアのサイズをノーマル、ピンポイントの2種類から選ぶことができる(GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO使用時)。

(4)アスペクト比変更をADJキー、Fnキー機能登録追加
アスペクト比の変更をADJ、Fn1、Fn2の各キーに機能を登録することができる。

(5)キーカスタムの設定初期化追加
キーカスタムの設定を初期値に戻すことが可能となった

(6)マイセッティング設定の削除機能追加
マイセッティングBOXおよびモードダイヤルの登録内容を初期値に戻すことができる

(7)DIRECT画面シャッター半押し確定追加
DIRECT画面での設定変更をシャッター半押しで確定することができる

(8)Exif2.3に対応
Exif2.3に対応した

(9)ノイズリダクションAUTO追加
ノイズリダクションの効果をカメラ側で自動調整することができるAUTOが追加された

(10)マクロAF距離制限値を変更
GR LENS A12 50mm F2.5 MACROでのマクロ撮影時に撮影距離(オートフォーカスのピントの合う距離)を7-14cmと12-30cmで選択可能とし、重なる距離範囲を設けた

(11)GR LENS A12 50mm F2.5 MACROのAF高速化
オートフォーカスの制御駆動方式を改善し、高速化した。この変更にともない、セットアップメニューのAFモード(QK-AFとFR-AFの選択をおこなうモード)が削除される。