【FXテクニカル】ドル円

82.00のラインがレジスタンスとして機能していることを確認すると、ドル円は再び下落基調を強めた。レジスタンスからサポートへと転換する可能性のあった81.50レベルで一時下支えされる場面も見られた。

しかし、欧州勢参入後あっけなくブレイクすると、一気にドル売り基調が強まり、81.00のラインすらサポートとしてもはや意識されないことが確認できたことは収穫か。

こうなってくると目先、80.41(10月25日安値)でダブルボトム形成となるか、それともこの水準をもブレイクし80.00のライントライのムードが一層強まるのか、この点に市場の関心が再び集まる可能性が高まっていると考えた方が良さそうだ。

ダブルボトム形成となれば、82.00のラインを頭に、81.57(21日移動平均線)、81.71(フィボナッチ23.60%戻し)、81.74(10月28日高値)そして81.99(10月27日高値)の順でレジスタンスポイントを想定しておきたい。

逆に80.41を下抜けた場合は、80.34(ボリンジャー・バンドσ2.5)をネクストターゲットとしサポートゾーンを形成するかどうかを見極めたいところ。σ2.5と広めに設定したボリンジャー・バンドの下限をブレイクするようなことがあれば、80.00の心理的ラインをトライする可能性がかなり高まるからだ。

USD/JPY 日足