電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2010年9月までの3D薄型テレビおよび3Dパソコンの国内出荷実績を発表した。同協会は、2010年が「3D元年」と言われており、3D映像の表示可能機器が注目されて取り扱い会社も増えたことから、両商品の統計を開始したとのこと。

シャープ AQUOSクアトロン3D「LC-60LE925」

3D薄型テレビの4月~9月までの国内出荷台数は13万1,000台。薄型テレビ全体での構成比は1.34%で、37型以上における構成比は4.12%に上昇している。3D薄型テレビの定義は、3D映像の表示機能が本体に内蔵されている薄型テレビ、および別売の3Dメガネやトランスミッターを追加することで3D映像の表示が可能な製品。統計参加会社は、パナソニック、ソニー、シャープ、東芝の4社。

3Dパソコンの6月~9月における国内出荷台数は1万8,000台、パソコン全体を占める構成比は0.52%。3Dパソコンの定義は、3D映像を表示するための機能が内蔵されているパソコンとなっている。統計参加会社は、NEC、東芝、富士通、オンキヨーの4社。