米Appleが10月20日(米国時間)に米カリフォルニア州クパチーノの本社でMac関連のスペシャルイベントを開催する。米西海岸時間の午前10時 (日本時間: 21日午前2時)からキーノートスピーチがスタートする予定だ。

スペシャルイベントでは毎回、報道関係者やアナリストに送られる招待状が話題になる。今回は、Appleの林檎のロゴが斜めにずれたすき間からライオンと思われる動物の顔が覗く。ロゴの下には「Back to the Mac.」と記されている。

今回は招待状にネコ科の動物

ネコ科の動物と言えば、Mac OS Xの各バージョンのコードネーム。これまで"Cheetah"、"Puma"、"Jaguar"、"Panther"、"Tiger"、"Leopard"、"Snow Leopard"と続いてきた。20日のイベントの招待状にライオンということは、次期Mac OS Xの情報公開が予想される。2009年8月にMac OS X 10.6 "Snow Leopard"がリリースされてからMax OS Xには大きな動きがなく、今年6月に開催されたAppleの開発者カンファレンスWWDCはiOS一色になった。20日のイベントで次期Mac OS Xが語られるとしたら、まさに"Back to the Mac"イベントだ。

またAppleはここ数年、ホリデーシーズン直前のタイミングでMacの新製品の大きな発表を行っている。昨年は10月にiMacの新モデルとMagic Mouseを発表、一昨年は10月にスペシャルイベントを開催してユニボディの新MacBookファミリーと24インチのLED Cinema Displayを披露した。モバイルとデスクトップが毎年交互と考えると、今年はモバイル製品が発表される年になる。

2010年後半に出荷開始が延期されたiPhone 4のホワイトモデルに関しても、何らかの発表を期待したい。Macイベントからは外れる話題になるが、ホワイトモデルを待ち続けている人たちは、ホリデーシーズンの計画を立てるためにもそろそろ具体的な情報が欲しいと思っているはずだ。スペシャルイベントのキーノートでは毎回、本題に入る前にAppleの情報アップデートが行われる。