Windows Internet Explorer 9

15日(米国時間)、IE9の最新版となるIE9 Betaが公開された。Beauty of the Webからダウンロードできるほか、Internet Explorer 9 Beta の各言語のダウンロードから日本語版など英語版以外のIE9 Betaをダウンロードできる。IE9で実現される機能の改善と新機能の実装、標準規約への準拠とHTML5/CSS3、ECMAScript 5の対応は魅力的だ。IE9 Platform Previewが簡単にインストールおよびアンインストールができたこともあって、IE9 BetaをさっそくインストールしたWindows 7やVistaのユーザもいたことだろう。

IE9 Beta 64ビット日本語版 / Windows 7

しかしここで注意が必要だ。IE9 PPまでは単体のアプリケーションとして提供されていたIE9だが、IE9 Betaからはアップグレードの一部として提供されることになる。つまり、一度IE9をインストールすると、IE8の代わりに動作するようになり、アプリケーションのアンインストールでは元に戻せなくなる。IE9 Betaを試したあとにIE8に戻そうとしても、アンインストールの一覧にはIE9は見つからない。

しかしIE8へ戻すことは可能だ。アプリケーションをアンインストールするのと同じ要領で、コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を選択。ここで左上に表示される「インストールされた更新プログラムを表示」をクリックする。クリック後に表示される一覧にはWindows Internet Explorer 9という項目がみつかるはずだ。この項目を選択してアンインストールを実行すればいい。

コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を選択

左上にある「インストールされた更新プログラムを表示」をクリックする。画像では「プログラムのアンインストール」になっているが、クリックする前はここに「インストールされた更新プログラムを表示」が表示されている

一覧からWindows Internet Explorer 9を選択してから「アンインストール」ボタンを押す

システムの再起動を求められるので、そのまま再起動

Internet Explorerを実行するとIE8が起動してくる

IE9のアンインストール後にはシステムの再起動を求められるため、そのまま再起動する。メニューに表示される項目はInternet Explorerのままになっているが、実行するとIE8が起動してくることを確認できる。