日立製作所は9月7日、日本の会計基準に近い韓国のLGグループの総合ITソリューション企業であるLG CNSのIFRS(国際会計基準)の先行事例を活用して、「日立IFRS導入支援ソリューション」を強化し、10月1日から提供を開始すると発表した。

具体的には、LG CNSが実際に手がけたSAPユーザーへのIFRS導入ノウハウを提案書や要件定義書などのテンプレートとして活用し、コンサルティングやシステム構築を実施することで、日本企業の迅速なIFRS導入対応を支援する。

LG CNSはLGグループの企業をはじめ、製造・流通・金融・建設業など、幅広く韓国企業のIFRS導入を業務とITの両面で支援してきたが、特に製造・流通業におけるIFRS導入事例において、通常よりも低コスト・短期間での導入を実現する事例を有する。

日立はこれらのノウハウを活用し、より柔軟かつ効果的なIFRSに対応したシステムの提案が可能となるため、SAPユーザーへのIFRS導入支援をさらに強化できる。

LG CNSのノウハウを反映した「日立IFRS導入支援ソリューション」の展開にあたっては、日立とLG Electronicsとの合弁会社であるLG Hitachiがコンサルティング/システム構築を日立とともに行う。