シャープは、ドイツ・ベルリンにて開催中のIFA2010にて、AQUOSクアトロン3Dの欧州市場投入や欧州サッカー協会連盟(UEFA)とのトップパートナー協賛契約の締結について発表した。

佐々岡 浩 シャープ 欧州・中東欧本部長

欧州市場(約40カ国)へは、4原色技術(クアトロン)を採用した3D対応の液晶テレビ「AQUOSクアトロン 3D」LE925シリーズ2機種、及びネットサービスに対応した「AQUOS クアトロン」LE924/LE824/LE814シリーズ5機種を9月初旬より投入する。

同社の2010年度液晶テレビの全世界販売台数は1,500万台(前年比:147.2%)。欧州では160万台を計画しており、その内、3Dテレビの今年度下期の販売目標は、60型/46型の2モデル合計で約2万台を見込むという。なお、同社では、2010年度に全世界で販売する液晶テレビの5-10%程度を3Dにすることを目標にしている。

なお、店頭の販促プロモーションの一環として、この9月より、欧州のワーナー・ブラザーズ・ピクチャー(WBP)とコラボレーションし、AQUOSクアトロン3DでWBPのコンテンツを流すといった取り組みを実施する。

AQUOSクアトロン3Dの欧州市場想定価格は、60型が4000~4500ユーロ、46型が2500~2800 ユーロ。

AQUOSクアトロン3D「LC-60LE925」

クアトロン3D体験コーナー。欧州でも3Dに対する関心は高い

また、欧州サッカー協会連盟(UEFA)が主催するUEFA欧州サッカー選手権「UEFA EURO 2012」などに、「トップパートナー」として協賛する契約を8月31日に締結したことを発表した。会見には、UEFAのデビッド・テイラー氏も登壇し、協賛に至った経緯やパートナーシップへの効果について説明を行った。

同社では、欧州におけるブランドイメージの向上が最大の課題としており、欧州で最も人気の高いスポーツイベント「UEFA EURO 2012」に協賛することで、ブランドイメージ向上を図る考え。

(左)佐々岡 シャープ 欧州・中東欧本部長、(中央)Miss IFA、(右)ボルテン シャープ SEGA(Sharp Electronics Germany/Austria)社長

(左)佐々岡 シャープ 欧州・中東欧本部長、(中央)濱野稔重 シャープ 副社長、(右)ミシェル ブラティニ 欧州サッカー協会連盟(UEFA)会長