三菱自動車は、SUV「パジェロ」の3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジンを改良し、ポスト新長期規制に適合した「クリーンディーゼル」にしたほか、3.8Lガソリンエンジン搭載車の燃費を向上させるなどの改良を施し、9月16日より発売する。価格は、260万4,000円から476万7,000円。

パジェロ ロングボディ GR ※ホワイト

今回の改良で、3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジン搭載車は、吸気系や燃焼室形状などエンジン本体を大幅に改良し、NOx排出量を低減させポスト新長期規制に適合させるとともに、燃費、出力/トルクを向上させた。ポスト新長期規制に適合したことにより、エコカー減税の対象となるほか、上限額20万円のクリーンディーゼル自動車導入費補助金が受けられるようになった。なお、エコカー補助金(2010年9月末まで)との同時給付は受けられない。

また、5速オートマチックトランスミッションを、エンジン高出力化に合わせ、低燃費かつ高トルク容量の新型に変更。さらに、リヤアンダーカバーを装着し、空力性能の向上を図った。

3.8Lガソリンエンジン搭載車は、エンジン制御の最適化などで燃費を向上させ、平成22年度燃費基準+5%を達成。さらに、ハイマウントストップランプをLEDタイプに変更した。

全グレードに、走行中にアクセルペダルとプレーキペダルを同時に踏んだ場合に、ブレーキを優先する「ブレーキオーバーライド制御」を採用するなどの改良した。ボディカラーは、ロングボディの「SUPER EXCEED」と「EXCEED」グレードに新色のアイガーグレーメタリックを配した3ウェイ2トーンを新たに設定している。