東洋化成が運営するアナログレコード検定委員会は、10月10日に開催される「アナログレコード検定2010」の受験者向けに、公式の受験用テキストを発売した。なお、同検定の申し込み締め切り日は9月26日まで。

「ライナーノーツ型公式テキスト」

アナログレコード検定2010は、デジタル全盛の現代に「レコ検」を通じてあらためてアナログ音質の良さを再確認もらい、また、20代、30代にもアナログ音質の良さやジャケット文化を新しいカルチャーとして幅広く、深く楽しんでもらうことを目的に行われる検定。

このたび発売となったのは、検定受験者のためのオリジナルレコード付き「ライナーノーツ型公式テキスト」。オリジナルレコードに収録されているは、N.side(A面)が、三島由紀夫賞作家の矢作俊彦氏が「レコ検」のために書き下ろしたオリジナルエッセイ「父子の溝」の、熱狂的なビートルズファンでも知られる女優の藤田朋子氏による朗読。Q.side(B面)は「レコ検」の出題範囲からリスニング問題を収録し、オーディオチェックにも使用が可能となっている。

ライナーノーツ型の公式テキストは、検定問題を作成する音楽評論家や著名人がRock/Pops、Jazz、Classic、歌謡曲、一般問題の各ジャンル別に執筆した内容となっており、執筆者はジャズ評論家の小川隆夫氏や「ディープ歌謡曲」の執筆で知られる湯浅学氏、土龍団主宰の兼業文筆家である吉田明裕氏など。

テキストの発売は8月27日で、価格は2,000円。購入方法は、レコ検ホームページこちらより申し込み。