先週、木曜日発売ということで紹介できなかったサークルKサンクスの「TOKYO-X」弁当を今週紹介する。ブランド豚である「TOKYO-X」を使いながら580円という低価格。むーん、気になる。

試食する人

フードライター時代に達成した大食い記録は「ケーキ1日50個、ラーメン1日30杯」。某有名大食いテレビ番組から出演依頼も舞い込んだほどの大食い伝説を持つ。本場フランスの三ツ星レストランからB級グルメまで守備範囲は広く、「値段に関係なくおいしいものはおいしい! 」が信条。 いくら食べても太らなかった体質が自慢だったのに、30代に突入し、空気を吸っても太るくらいの勢いで体重が増加。唐辛子ダイエットで鼻血が止まらなくなったり、炎天下マラソンをして脱水症状になるなど過激なダイエットの末に元の体重に。現在は食べ歩きと体重キープの両立に日々奮闘。

先週のコンビニ新商品

先週のコンビニ新商品詳細はこちら。ローソン「炭火焼鳥弁当」が秀逸。セブン-イレブン「ジューシーお好み焼きパン」やファミリーマート「お茶づけ味 鮭おむすび」といった面白みのある商品も発売されていた。

ブランド豚を使ったサークルKサンクス「TOKYO-Xとんかつ弁当」

「TOKYO-X」。関西出身の筆者にとっては、"肉=牛肉"という概念が幼少期から植えつけられており、カレーに入れる肉は当然牛肉だった。上京し、「ポークカレー」なるものを見て衝撃を受けた記憶がある。そんな牛肉至上主義の私がそのおいしさに驚いたのが東京のブランド豚「TOKYO-X」と沖縄のブランド豚「アグー」である。

「TOKYO-Xとんかつ弁当」(580円)

共に"脂のおいしさ"が特徴として挙げられる。脂っこいだけではなく、甘み(旨み)のある味わい。焼肉やローストといったシンプルな調理法がとても合う豚肉だった。「TOKYO-Xとんかつ弁当」(580円)には掛け紙も施され、ちょっと高級な雰囲気。なんと、3切れもとんかつが。しかし。衣を少しはいでみると、驚くほど豚肉は薄かった。それに反して衣厚いこと厚いこと……。なるほどね、あの「TOKYO-X」を580円で提供できる理由がここにあったのだ。

実際に食べてみると豚肉がかたい。コンビニ商品の限界なのだろうか、肉をみるとやや加熱しすぎのような状態となっている。しかしブランド豚の底力なのか、噛むほどにジュワ~っと旨みが染み出してくる。さすがTOKYO-X!! 味付けにはソースと藻塩が付けられているのだが、藻塩を付けていただくとかなりおいしい。衣が十分すぎるほど油を吸っているので、塩であっさりいただくのがオススメだ。

「大皿 玉子とウインナーのナポリタン」(398円)

さて次は「大皿 玉子とウインナーのナポリタン」(398円)。見よ、このボリューム。元大食い女王のプライドを刺激するボリュームですよ。興味深いのが具材。玉ネギやハムをパスタと絡めるのではなく、すべての具材がトッピングで済まされている。それがちょっぴりショックだが、この価格なら仕方がないのか。パスタはというと程よい弾力があり、食感がいい。ソースは昔ながらのナポリタンほど甘くない。が、この量なので、ちょっとトマトの酸味が感じられるような味わいにすると食べ飽きないかも。子供以上、大人未満なナポリタン、といった印象。

ファミレスの味 ローソン「ハンバーグドリア」

「Lチーズハンバーグドリア」(450円)

「Lチーズハンバーグドリア」(450円)は、ドリアにデミグラスソースで味付けしたハンバーグをトッピングした商品。ファミレスに出てきそうな洋食メニューだ。デミソースにはしっかりとしたコクがあり、ハンバーグもやわらか。ホワイトソースもチーズがたっぷりかかっているので濃厚な気がするが、チーズがかかってない部分を食べるとクリーミーさにやや欠け、淡白な印象。足し算引き算ということで、チーズがある分あっさり目にしているのだろうか……。

「三陸産炙り秋刀魚寿司」(298円)は、サバ寿司のような見かけだが使っているのはサンマ。サバほど脂っこくなく、酢締めもそれほど強くないので食べやすい。酢で締める際にレモン果汁を使っているのだとか。さらに、トッピングの千切り生姜効果もあり、かなりさっぱりといただける。

「三陸産炙り秋刀魚寿司」(298円)

そば屋の天丼っておいしいよね - セブン-イレブンの天重

「お蕎麦屋さんの天重」(398円)

そば屋の天丼っておいしい。それは、かえしを使っているからだ。そばつゆにつかうかえし。それを天つゆにも流用しているので、旨みがある。そんなそば屋の一品に着目したのが「お蕎麦屋さんの天重」(398円・東京一部、埼玉一部で販売)。エビやかぼちゃの天ぷらにかき揚げを使ったかなりのボリューム。とろみのあるタレがかかっており、別添えで天つゆが。タレは甘辛く、だしがきいた味わい。しかし、エビ天がすごい。3尾も入っており、しかも「めちゃくちゃスリムなエビに激厚衣」といったものではなく、しっかりとしたエビを使っている。天つゆをかけずに、ちょこっとだけ塩(添付ではないので自分で用意)をかけて食べるのもオススメだ。

次は「卵たっぷり濃厚プリンシュー」(170円・関東地区で販売)。カスタードプリンをシュークリームに入れたスイーツ。プリンはちょっとかためで、昔ながらのケーキ屋さんのプリンといった印象。卵がたっぷりと使われており、かなり濃厚だ。すでにカスタードとホイップクリームを使ったシュークリームがいろいろなお店で販売されており、まぁ、材料的にはこれと同様なのだが、プリンのカラメルソースによるほろ苦さがアクセントとなっており、トータルのバランスがよい。

「卵たっぷり濃厚プリンシュー」(170円)

話題のロールケーキに南国フルーツを - ファミリーマート

「ロールケーキ(マンゴー)」(150円)

ローソンから発売され、一時は品薄状態となったロールケーキ。セブン-イレブンからも発売され、一大ムーブメントとなったが、ファミリーマートもありました。「ロールケーキ(マンゴー)」(150円)。しかも、南国フルーツのマンゴーをプラス。クリームにもたっぷりとマンゴーが使われており、かなり濃厚。果肉も使われており、なんというか、さっぱりというより、マンゴーが濃厚で、甘すぎて喉がやけてしまいそうな状態。もうちょっと、さっぱり感がほしかったかも。

「チョコバナナモッチ」(120円)は袋を開けると、人工的なバナナの香りが……。いきなりこれで萎えてしまった。が、気を取り直して試食。表面は糖衣でコーティングされている。生地にはチョコチップが。つまり、かなり甘い。生地はちょいモチな食感。なんというか、これでもかと漂うバナナ(人工的な)の香り、そしてチョコチップと糖衣による甘さの波状攻撃。さすがの元大食い女王も食べ疲れました。ふぅー。

「チョコバナナモッチ」(120円)