【FX テクニカル クロス円】ユーロ円

出口戦略の後退やユーロの景況感悪化により、リスク回避から対円での下落幅が拡大している。本日、6月29日に記録した107.32レベルをブレイクし、9年ぶりに107.20台まで下落した。

15分足でみると、107.20レベルで一度反転している。トレンドチャンネルをブレイクしたため、オーバーシュート後のポジション調整と考えれば、20日を起点にしたレジスタンスラインが、目先の上値ターゲットとなるか。ただ、このラインを上抜けても、フィボナッチ23.60% & 38.20%が控えているだけでなく、次のレジスタンスラインも意識される可能性があり、それぞれショートポイントとして押さえておきたい。

次に下値ポイントを探ると、107.20レベルでダブルボトムを形成するかが目先の焦点だろう。この水準をブレイクした場合には、2001年11月以来となる107.00割れが視野に入る。 では、107.00を割れた場合はどうか。

ピボットで見ると、S2が106.68レベル。すぐ下には106.50も控えており、まずはこのレベルでサポートゾーンを形成するかが注目だろう。反転した場合は107.00がレジスタンスラインとして意識されるかどうか、106円ミドルレベルをもブレイクした場合は、106.00がサポートラインとなるか見極めたい。

ユーロ円 15分足