パナソニックは、LCDパネルの製造を手がける子会社IPSアルファテクノロジが2010年10月1日付けで商号を「パナソニック液晶テクノロジ」に変更することを決議したと発表した。

また、併せて関連会社である「IPSアルファテクノロジ姫路」および「IPSアルファ支援会社」も2010年10月1日付で、吸収合併することも決定した。

商号変更の理由についてパナソニックでは、薄型テレビ事業(FPD)はパナソニックグループにおける6重点事業の中核事業と位置付けられるもので、同事業の成長戦略を強力に推進し、グローバル競争力の強化を図るため、薄型テレビの基幹部材となる液晶パネル事業を一本化し、一元化、効率的な経営管理を行うためとしている。

なお、商号変更ならびに吸収合併にともない、新会社の本店所在地は従来の千葉県茂原市から兵庫県姫路市へと移動がなされるほか、取締役社長も日立製作所出身の米内史明氏からパナソニック出身で、松下プラズマディスプレイ(現パナソニックプラズマディスプレイ)などを経て、現IPSアルファテクノロジ専務に就任している鈴木茂人氏へと交代する予定。