米Hewlett-Packard(HP)は8月17日(米国時間)、ソフトウェアセキュリティ技術ベンダーの米Fortify Softwareを買収することで合意したと発表した。買収金額など詳細条件は公開されていない。

Fortifyはソフトウェアの脆弱性や規制遵守(コンプライアンス)など企業向けセキュリティ技術を開発・提供する非公開企業。ソースコード解析、リアルタイム分析などを含む「Fortify 360」とオンデマンドソリューションを提供する。

アプリケーション/サービスはプラットフォームやソリューションの中核として重要性が高くなっており、ソフトウェアの脆弱性対策に注目が集まっている。Fortifyは静的アプリケーションセキュリティ分析を提供しており、HPの動的アプリケーションセキュリティ分析技術と組み合わせることで包括的かつ先進的なソリューションを提供できるという。

両社は以前より提携関係にあり、買収後はスタンダロンの製品として提供、将来的にはHPのソフトウェア・ソリューション事業部に統合し、Business Technology Optimization製品ラインに統合する予定だ。