ダイハツ工業は8月17日、軽商用車「ハイゼット カーゴ」「ハイゼット トラック」、軽乗用車「アトレーワゴン」を一部改良して発売した。価格は59万円から169万円。
今回の改良では、ハイゼット カーゴは、3速AT車を全車4速AT化し、中・高速走行時の静粛性を改善するとともに燃費を向上させた(NA車)。また乗用用途での使用率の高い「クルーズ」シリーズにトップシェイドガラス(フロントウィンドウ)やメッキステアリングオーナメントを採用した。
ハイゼット トラックは、シガライター、バッテリーカバーを全車標準装備とし、利便性を高めた。また「農用スペシャル」にエアコン、パワーステアリングを標準装備した。
アトレーワゴンは上級グレードに荷室アクセサリーソケットや荷室蛍光灯を標準装備し、荷室作業時の利便性を向上した。
福祉車両の「フレンドシップ」シリーズは、電動ウィンチを小型化して足元のスペースを広げるとともに、ウィンチベルトを素早く引き出せるウィンチベルトフリー機能を追加し利便性の向上を図った。また、「スローパー」シリーズは、リヤヒーターカバーなどの仕様を変更し、車いす乗車スペースの質感向上を図った。
そのほか全車種共通の変更点として、2010年9月から施行されるJC08コールドモード排出ガス基準をクリアした。