東芝は17日、液晶テレビ「レグザ」の新シリーズ「ZS1」を発表した。ラインナップは「32ZS1」「37ZS1」「42ZS1」の3製品。いずれも、8月下旬の発売を予定している。価格はオープンで、推定価格は32ZS1が13万円前後、37ZS1が16万円前後、42ZS1が20万円前後。

バックライトをLEDから従来のCCFLへ変更することで、低価格化した「ZS1」シリーズ(写真は42ZS1)

ZS1シリーズは、4月に発表した「Z1」シリーズのバックライトをLEDからCCFLに変更した製品。CCFLバックライトを搭載したレグザとしては、一番上のクラスとなる。全てのモデルでフルハイビジョンパネルを採用する(パネルはIPS方式)。CCFLを採用したことで、Z1シリーズに比べて年間消費電力量が増えており(42Z1は161kWh/年で42ZS1では176kWh/年。37Z1は156kWh/年で37ZS1は165kWh/年)、ダイナミックコントラストも200万:1から20000:1へと低下しているが、発売時の推定価格では、Z1シリーズよりも、9~10万円、低価格化している。

ZS1シリーズは、LEDバックライト以外の部分については、Z1シリーズと同じ機能を搭載。本体にHDDは内蔵されていないが、USB/LANでHDDを接続することで、デジタル番組の録画にも対応する。USBタイプのHDDは、最大で4台まで同時接続が可能(USBハブ使用時)。録画方式はTS、またはDRモードで、ハイビジョンの長時間録画モードは備えていない。デジタルチューナーは3基内蔵。テレビ番組を見ながら、それ以外に2つの番組を同時録画することができる。また。2番組同時録画中にも、USB接続のHDDに保存されている番組を再生することが可能だ。マジックチャプターにも対応しており、録画時に打たれたチャプターマークをもとに、本編の重複部分をカットしたプレイリストを自動作成できる。

映像エンジンは「レグザエンジンDUO」。超解像技術の「レゾリューションプラス4」や、シーンや部屋の環境に合わせて画質を自動コントロールする「おまかせドンピシャ高画質3」、120Hz駆動とバックライトコントロールを組み合わせた「Wスキャン倍速」も搭載する。

HDMI端子は、4入力を装備(ARC、1080/24p対応)。そのほかに、S端子×1/コンポジット端子×3の入力端子を装備する。本体サイズは、42ZS1が1009mm(W)×714mm(H)×338mm(D)、37ZS1が902mm(W)×651mm(H)×279mm(D)、32ZS1が786mm(W)×585mm(H)×279mm(D)。質量は、42ZS1が20.0kg、37ZS1が16.5kg、32ZS1が13.5kgとなっている(いずれもスタンド込み)。