富士フイルムは、3Dハイビジョン動画の撮影が可能なデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」を9月4日より発売すると発表した。撮影した映像は専用メガネを使わずにその場で鑑賞することができる。

「FinePix REAL 3D W3」

同製品は、2つのフジノン光学式3倍ズームレンズと2つの有効画素数1000万画素CCDを搭載し、被写体を異なる角度から同時に撮影した2枚の画像を取り込んで瞬時に3D映像に合成。自然で高画質な3D画像が撮影できる世界初の3Dデジタルカメラ「W1」の特長はそのままに、信号処理能力を強化した新開発の「リアルフォトエンジン3D HD」を搭載することにより、3Dハイビジョン動画のオート撮影を可能にした。

撮影したオリジナルの3D映像は、背面の液晶モニターに表示して専用メガネを使わずにその場で観賞できるほか、HDMIケーブルを使ってカメラを直接3Dハイビジョンテレビに接続することも可能。

背面の液晶モニターには、新たに3.5型ワイド115万ドット「プレミアムクリア3D液晶」を搭載し、3D表示には微細な凸レンズを並べて両眼視差を生み、立体感を感じさせるレンチキュラーレンズ方式を採用することによって、画面のちらつきやクロストーク(2重写り)をおさているとのこと。

その他、同じタイミングで2枚の異なる画像が得られる「ツインカメラモード」搭載、その場の臨場感をそのまま記録することのできるステレオ記録方式を採用している。

価格はオープンで、詳細はこちらより。