寝苦しい夏の夜、テレビでも見ようかと思ったけれど、面白そうな番組もやっていない。そんな時のヒマつぶしとしても有効かもしれないのが「Ustream」などのライブ動画共有サイトだ。また、最近は多くのイベントでもUstreamによる生中継が行われており、事情により現地に行けない場合でも、PCの前からイベントに参加することができる。

「Broadcaster」以外のUstreamアプリ

iPhoneを使ってUstreamを楽しむ方法には、「撮る」そして「観る」という2つの方法がある。まず、「撮る」ほうは、ライブ配信を行うための「Ustream Live Broadcaster」(図1)、さらに録画専用の「Ustream Recorder for iPhone 3G S」(以下、Recorder)(図2)という2つのアプリだ。

図1 Ustreamでライブ配信を行う「Ustream Live Broadcaster」

図2 「Ustream Recorder for iPhone 3G S」は、録画とアップロードに特化したアプリ

そして、ライブ動画やアップロードされている過去動画を「観る」アプリが、「Ustream Viewing Application」(以下、Viewer)(図3)である。Ustream Live Broadcasterの導入については、リンク先の過去記事を読んで頂くとして、ここでは、RecorderとViewerを紹介する。

図3 ライブ配信中の動画や保存されている過去動画を視聴するための「Ustream Viewing Application」

Ustream Recorder for iPhoneの使い方

Recorderは動画を録画し、Ustreamにアップロードできるアプリケーション。対応しているのは、iPhone 3GS以上の端末だ。なお、動画の録画とアップロードは、Broadcasterでも可能だが、ライブ配信ができない分、Recorderではより高解像度の動画を録画、アップロードできる。

[RECORD TO PHONE]をタップし(図4)、次の画面の指示に従ってiPhoneを横に傾けるとカメラが起動する(図5)。録画の開始と終了の操作は、右側の赤色のボタンをタップする(図6)。

図4 [RECORD TO PHONE]をタップして録画を行う

図5 端末を横に倒せばカメラが起動する

図6 右側の赤色のボタンで録画を開始しよう

録画終了後、撮った動画をUstreamにアップロードしよう(図7)。なお、あらかじめ設定しておけば、YouTubeやFacebookに同時にアップロードしたり、URLのリンクをTwitterに投稿することも可能(図8)。また、iPhoneの録画機能で撮った動画のインポートや、アップロードした動画の管理もできる。

図7 撮影した動画をWeb上にアップロードする

図8 FacebookやYouTubeへのアップロードも可能

Ustream Viewing Applicationの使い方

Viewerは、Ustreamのライブ配信動画や、アップロードされている過去の動画を視聴するためのアプリケーションである。起動後、画面下のメニューで「ライブ配信」を選択すると、現在配信中の動画を一覧から選んで視聴できる(図9)。また、検索により動画を探すことも可能(図10)。

図9 ライブ配信中の動画一覧が表示される

図10 検索で動画を探すことも可能だ

「アーカイブ」から過去動画の視聴を(図11)、「ライブ予定」では今後のライブ配信動画の予定をチェックできる(図12)。ライブ動画の視聴中は、Ustreamにログインして視聴者のチャットを閲覧することも可能である(図13)。

図11 「アーカイブ」では、アップロードされている過去動画を視聴できる

図12 ライブ配信の予定をチェックすることも可能

図13 Ustreamにログインすると画面下側にチャットが表示される