日本ヒューレット・パッカードは8月9日、シングルサインオン製品の新版「HP IceWall SSO Ver.10.0」を発表した。

HP IceWall SSOは、シングルサインオンを実現するソフトウェア。リバースプロキシ方式を採用しており、エージェントレスでOSやWebアプリケーションの制限を受けづらいという特徴がある。

新版では、認証サーバーの複数構成に対応したほか、認証DBがダウンした際にもアクセス認可処理が継続できる「アクセス専用スレッド」機能を搭載。さらに、認証サーバーを停止することなく認証モジュールの設定変更を実施できる「ノンストップメンテナンス」機能や、各ユーザーの一連のアクセスログをトラッキングする「トランザクションID」機能なども追加されている。

また、VMwareを利用した認証基盤の動作検証を実施し、そのベストプラクティスを提示するなど、仮想化環境向けの対応も強化。さらに、フォワーダと認証モジュール間のメッセージ通信で使用する独自プロトコル「ICP(IceWall Cert Protocol) 2.0」をHTTP化するといった変更も加えられている。

価格は157万5000円(100ユーザー)~。8月2日より出荷が開始されている。