仏Jolicloudは8月3日(現地時間)、ネットブック向けOS「Jolicloud 1.0」を正式リリースした。ベータ版ユーザーは自動的にアップデートされる。Windowsユーザー向けのインストーラー「Express」とISOイメージも完成し、間もなく利用できるという。

Jolicloudは、スタート画面「Netvibes」の開発者であるTariq Krim氏が始めたベンチャー企業。Linuxをベースとし、常時接続のネットブック向けに最適化されている。Netvibesと同様、洗練されたインタフェースを持つ。米Googleが開発中のOS「Chrome OS」の対抗馬とも見られている。

特徴は、容易なインストール、バックアップ、ソーシャル機能など。アプリケーションは、「App Directory」から選択し、ワンクリックでインストールできる。最新版ではアプリケーションランチャーがHTML5をベースとなり、お気に入り機能でアプリケーションのリスト作成が可能となった。また、ソーシャル機能「Stream」では、ユーザーがアプリケーションを「ライク(like)」とするとその情報が反映される機能が加わり、アプリケーションの好みをコミュニティで共有可能となった。

ソーシャル機能はJolicloudの特徴の1つ。フォーロー中の仲間の関連マシン台数も表示可能となった

このほか、ドライブの空き情報を表示可能となり、空き容量が少なくなると警告する機能なども追加されている。

ドライブの空き情報を表示