イケア・ジャパンは、このほどIKEA新三郷(埼玉県三郷市)でプレス・カンファレンスを行い、今月より新商品1,000アイテム、値下げ商品700アイテムを販売することを発表した。

イケア・ジャパンのラース・ペーテルソン社長。手に持つのは太陽電池式のランプ「スッナン」で、従来の2,490円から1,990円に値下げされた

スクリーンにイケアの家具を配置した部屋の様子が次々に映し出された後、同社のラース・ペーテルソン社長が、「これが私たちイケアのビジネスの原点。どうしたら家が一番大切な場所になるか、60年前からずっと考えてきました」と挨拶。今後のビジネス展開については、IKEA鶴浜(大阪府)の比留間育洋ストア・マネジャーが、「毎年夏のカタログ発行を機に、新たな低価格が生まれるのがイケアの特徴。今回は新商品を約1,000アイテム、価格を下げた商品を約700アイテム用意します」と説明した。

値下げ商品の代表例として、2人掛けのソファ「エークトルプ」を挙げ、従来の39,900円から1万円値下げされただけでなく、「今年度から組立式に変えたので、パッケージの大きさが半分に。デザイン性や品質を維持したまま、1回の輸送で倍の商品を送れるようになりました」と、"価値のある低価格"であることを主張した。その他の値下げ商品も、従来の価格の平均20~30%引きになるとのこと。

日本でも人気商品となっている2人掛けソファ「エークトルプ」。8月より29,900円で販売

ペーテルソン社長は実際に「ストゥーバ」に触れながら魅力を説明

一方、ペーテルソン社長は新商品の収納コンビネーション「ストゥーバ」がおすすめだと主張。「サイズも色もバラエティに富んでおり、畳の部屋でも子供部屋でも使える。収納が大きな問題となる日本においても、さまざまな活用法があるはずだよ」と述べた。