連日猛暑がつづいているが、暑さに引きずられるかのようにPVも上昇する気配が見られない。元気が出る&PVアップにつながるようなニュースは出てこないかと期待していたのだが、なかなか都合良くはいかないものである。全体としては1位の記事へアクセスが集中し、2位以下は差が大きく開くこともなく、横並びに近い状態となった。

今週は国内電機大手の第1四半期決算発表がつづいたが、ひととおり出揃った感があるので、週明けのCoverStoryでフィーチャーする予定だ。まとめて情報を得たい方はぜひご覧のほどを。おおむね黒字化の方向に進んでいるようで、このまま景気の牽引役となってもらいたいところだ。

それでは7月23日(金)から7月29日(木)までの経営チャンネル アクセスランクトップ10記事を紹介しよう。

1位 男女で違う! イマイチ意味がわからない拡張子No.1は? - アイシェア 7月28日
2位 【ハウツー】iPhoneビジネスユーザへ! 新しくなったTodoアプリ"Ringo Todo"でタスク連携 7月27日
3位 NEC、第1四半期は営業損失232億円 - 前年比168億円改善、携帯は低調 7月28日
4位 【レポート】連ドラ1クールを1枚に - BDレコーダーにBDXL規格を採用したシャープの勝算 7月26日
5位 【速報】パナソニック、パナ電工と三洋電機を来年4月に完全子会社化 7月29日
6位 Windows 7を高速化するテクニック6 1月6日
7位 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第72回 ドメイン移転を阻む社長の真相。リスクを知らない「クラウド0.2」 7月27日
8位 【連載】ビジネスのためのスマートフォン使いこなし術 - ベイテック原口社長が伝授 第5回 自分に必要な情報を漏れなくリアルタイムで入手する3つの方法 7月26日
9位 米Adobe、スイスDay Software買収へ - Webコンテンツ管理ソフトなどを獲得 7月29日
10位 NEC、自動車向けリチウムイオン二次電池の電極を量産開始 7月26日

2位以下にダブルスコアを超える差をつけてぶっちぎりの1位となったのは、なんと拡張子についての調査結果。アイシェアがどうしてこういう調査をしようと思いついたのかは不明だが、結果としてここまで読者にウケたのだから成功といえるだろう。それにしてもcssって意外に知られていないことにびっくりである。

iPhoneビジネスアプリの「Ringo Todo」がバージョンアップし、iOS 4にも対応した。その解説記事が前バージョン同様に好評を博し、2位につけた(前バージョンのハウツー記事は当ランキングで6位)。実はこのRingo Todo、マイコミジャーナルでおなじみの後藤大地氏の会社が作成したアプリである。これからは同期系アプリケーションの需要はさらに高まると思われる。iPhoneビジネスユーザならぜひ一度お試しあれ。

期間中、数本掲載した国内大手IT企業の決算記事の中で最も読まれたのは3位につけたNECのもの。しかも、黒字化する企業が増える中、NECの売上高はなんと前年同期比14%減である。だが、営業損益はマイナス232億円と赤字ながらも、昨年の第1四半期からプラス168億円と大きく改善しているため、NECとしては悪くない結果だったようだ。

29日の夕方掲載ながら、話題性の高さから5位にランクインしたのはパナソニックが三洋電機とパナ電工を完全子会社化するという発表。会見の案内も突然で、パナソニックはその日予定していた決算発表会を急遽中止にしている。この完全子会社化に伴い、SANYOブランドはなくなり、Panasonicに統一されるものと思われる。となると、経営チャンネルでも大人気だったお米ベーカリー「GOPAN」もPanasonicブランド下になるのだろうか。ちなみに会見の模様をレポートした続報も着実にアクセス数を伸ばしており、次週のランキングにも登場しそうだ。

今週のフォトグラフ

本当に暑かったこの1週間、取材に出るのもおっくうになりがちで、駅から取材会場までのほんの短い距離を歩くだけでもぐったりとしてしまう。今週紹介する写真は7月27日に東京・信濃町駅から歩いて5分のところにある明治記念館で開催された「デジタル教科書教材協議会設立シンポジウム」のもよう。取材記事はランクインしなかったが、ご覧の通り、立ち見が出るほどびっしりである。じりじりと照りつける太陽の下、5分も(!)歩き、汗だくのまま、人が多すぎて冷房が効かない会場で1時間立ち見…かなり疲れました。

この盛況ぶりからもわかるように、デジタル教科書はいま非常に注目されている存在。やはりiPadをはじめとするタッチ端末の影響が大きいようだ