マイクロソフトは7月26日、第2回「マイクロソフトリサーチ日本情報学研究賞」の受賞者を発表した。

左から、マイクロソフトリサーチアジア 所長 洪小文氏、応用的情報学分野 受賞者の宮尾佑介氏、審査委員長の国立国会図書館長 長尾真氏、基礎的情報学分野受賞者の住井英二郎氏、マイクロソフト 最高技術責任者 加治佐俊一氏

マイクロソフトリサーチ日本情報学研究賞は、「次世代を代表する日本の若手研究者への支援/育成に貢献すること」を目的にマイクロソフトが2009年に設立した表彰制度。国立国会図書館長の長尾真氏らが審査委員を務め、基礎的情報学分野と応用的情報学分野からぞれぞれ1名ずつ受賞者を選出している。

今年は13件の応募があり、1次選考を6件が通過。面接も含む最終選考の結果、以下の2名の受賞が決定した。

分野 受賞者 所属 研究テーマ
基礎的情報学分野 住井英二郎 東北大学 大学院情報科学研究科 准教授 プログラム等価性のための環境双模倣理論の構築
応用的情報学分野 宮尾佑介 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授(受賞時は、東京大学 大学院情報理工学系研究科 助教) 深い構文解析とその応用

授賞式の模様

受賞者には、賞金400万円と記念の盾、および全世界のマイクロソフトリサーチ研究者とのネットワーキング機会が提供される。