日本経済団体連合会は7月20日、大手企業における2010年夏季賞与・一時金の妥結結果を発表した。これによると、回答した163社を平均した妥結額は前年比0.55%増の75万7,638円と、3年ぶりのプラスとなった。

同調査は、東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手251社を対象に実施されたもの。

昨年は景気後退の影響を受け、前年比17.15%減の75万3,500円と2ケタ減を記録していた。

業種別に見ると、鉄鋼が前年比25.06%減の63万4,828円、機械金属が17.37%減の70万3,176円と、前年比2ケタ減と大幅に落ち込んでいる。一方、昨年、前年比2ケタ減だった電機は6.72%の71万2,079円、自動車は2.94%増の78万4,330とプラスに転じている。妥結額トップは、9.73%増で86万6,667円の食品。

昨年、前年比21.32%減だった製造業平均は1.02%増の74万1,395円、また、非製造業平均は0.77%減の80万4,706円となっている。