ここのところ、好調に右肩上がりでPVを伸ばしていた経営チャンネルだったが、今週は全体的にやや落ち込み気味の残念な結果になってしまった。ベストテンランキングに当該週の記事ではなく、前週以前に掲載した過去記事が何本か入っているようでは、アクセスアップは望めない。今回は10本中7本が期間外にアップした記事という結果になってしまった…。

いきなり後ろ向きな前振りで始めてしまったが、とりあえず7月2日(金)から7月8日(木)までのアクセスランキングを見ていきたい。

1位 マイクロソフトが社名変更を発表 - 来年2月1日付で「日本マイクロソフト」 7月6日
2位 28日0:00から高速道路無料化実験が開始 - 渋滞情報などWebサイトで公表 6月28日
3位 【コラム】キーワード&キーパーソンで理解するニッポンのITビジネス 第22回 NECが試される自己変革力 - "遠藤信博"社長が目指す真のグローバル化とは 7月6日
4位 テクノロジーオリエンテッドからの脱却を目指す - NECがR&D報告会を開催 7月1日
5位 世界最高額となる違法コピー和解案件が関西で発覚 - BSAが発表 6月28日
6位 ビルコム、iPadを全社員に無償配布 7月1日
7位 経産省、NTTデータを6ヵ月の指名停止処分に 7月8日
8位 日本オラクルの社員犬「ウェンディ」が他界 7月1日
9位 【レポート】被害拡大するメキシコ湾の原油流出事故 - 英BPは何を誤ったのか 6月16日
10位 国土交通省、高速道路無料化社会実験の対象37路線を発表 2月2日

前週以前の掲載記事がひしめく中、1位となったのはマイクロソフトの社名変更を伝える記事。社屋の移転にあわせ、来年2月から「日本マイクロソフト」となる同社、外資系企業でありながら、より日本企業としての印象を強めようとしていることが伺える。

2位と10位には相変わらず強い吸引力をもつ高速道路無料化実験に関する記事がランクイン。すでに実験開始とともにさまざまなデータが得られているようだ。11日の参議院選では政権与党がが過半数割れ濃厚、という報道がされているが、この実験に関してはどんな評価が下されるのだろうか。

3位、そして4位にはNECの企業動向記事が入った。両記事によれば、遠藤信博社長はかなり本腰を入れて社内変革を実行しようとしているようだ。日本を代表するグローバルカンパニーでありながら、どちらかというとこれまでは日本企業としての印象が強かったNEC。このまま社員の意識が変わらなければ、グローバル化の流れに遅れることは必至、との思いが強く感じられる。組織が大きいほど、変化することは難しく、またその影響も大きい。遠藤社長ははたしてどこまで大胆にメスを入れることができるのだろうか。

マイコミジャーナルにはiPad/iPhone関連の記事が非常に多く掲載されているが、経営チャンネルでもiPad関連ネタを扱うとかなり読者の興味を引きつけるようだ。6位のビルコムのiPad全社導入ニュースに関しては、「うらやましい」という声も多数聞かれた。個人的にはメモリ256MB程度でも皆さん満足してるのかなあ……と余計な感想をもったりするわけだが、もしかしてこういうコトを言い出すのって、年寄りのあかしなのだろうか!?

今週のフォトグラフ

9位にランクインしたBPの原油流出事故のレポートは、まだ解決にはほど遠いという現状もあって、掲載以来、毎日一定数以上のアクセスがある。油まみれの真っ黒なペリカン、動物好きにとっては心が痛む写真だ。ペリカンの名誉回復(?)のために、本来の真っ白な姿を今週はお届けしたい。メキシコ湾のペリカンも、はやくキレイな姿に戻りますように。

真っ白でキレイなのはいいんだけど、ちと目が怖いかも…