タミヤは11日、2010年6月20日(日)にRCカー専用サーキット「タミヤ掛川サーキット」で開催するイベント、「タミヤ バギーチャレンジ イン掛川」の会場にて、RCカー「ワーゲン オフローダー」を実物の自動車サイズで製作した車両の展示を行う。

RCカー「ワーゲン オフローダー」は、1979年に同社が発売した電動RCカー組み立てキットで、モチーフとなった実車はアメリカ・カリフォルニアで行われる「バハ1000」などのオフロードレースで活躍した、バハ・バグとも呼ばれるフォルクスワーゲンのオフロードレース仕様車。RCカー「ワーゲン オフローダー」は、その独特のフォルムと本格的なメカニズムを持った革命的なRCカーとして、世界中で人気を集め、車体後部にモーターを搭載する実車同様の後輪駆動方式、密閉式のギヤケースやバッテリー、RC装置を収納する防塵性に優れたメカボックス、オイルダンパーとダイキャスト製サスアームによる四輪独立サスペンションなど、オフロード走行に備えた本格派のメカニズムが特長となっている。

「実車の構造を再現する」という意味では、スピードを追求して進化した現代のRCカーとはひと味違った魅力を持っており、兄弟車の「バギーチャンプ」と並び、電動RCバギーというジャンルを確立。2010年2月には復刻版が発売されている。

展示車両は、ドイツのレストア&カスタムショップ「BUG BOX」で働くタミヤファンのスタッフが製作した物。実車のワーゲンとFRPカウル等のオリジナルパーツを組み合わせ、ボディカラーやステッカーまで忠実に再現したマシンの仕上がりは、まさに1/1スケールのワーゲン オフローダーとなっている。

写真は、2010年2月のニュルンベルク・トイフェアのタミヤブース内で展示が行われた際のもの

なお、すでにこの車両は、今年2月にドイツで開催された世界最大の玩具見本市とされるニュルンベルク・トイフェアのタミヤブース内で展示されているが、国内では6月20日開催の「タミヤ バギーチャレンジ イン掛川」が初となる。

このほかにも「タミヤ バギーチャレンジ イン掛川」では、RCカーのワーゲン オフローダーやレーシングバギーなど、様々なタイプのオフロードマシン(約250台がエントリー)による迫力のRCカーレースが観戦できる。開催は10時から16時まで(雨天時はスケジュールの変更あり)で、入場は無料。

「タミヤ掛川サーキット」オフロードコースでのレース風景