電通総研は9日、夏のボーナスの支給予定金額と使い道についての調査結果を発表した。同調査によると、2010年度夏のボーナスの支給予定金額は63.1万円(世帯平均)で、昨年64.5万円とほぼ横ばいだった。

主な使い道とその金額は、「預貯金」(21.4万円)、「ローンや借金返済」(12.4万円)、「生活費の補てん」(9.5万円)、「買い物やレジャー(生活費の補てん除く)」(7.7万円)。約40の商品・サービスジャンルの中から、夏のボーナスの使い道として検討しているものを聞いたところ、1位「国内旅行(28.6%)」、2位「衣料品(15.0%)」、3位「地デジ対応テレビ(11.4%)」と続いた。特に国内旅行を検討している人は、全ての年代で最も多い結果となった。

約50の話題商品の中から、夏のボーナスの使い道として検討しているものを尋ねると、1位「ブルーレイディスクレコーダー」、2位「地デジ対応テレビ(37インチ以下)」、3位「LED電球」、4位「地デジ対応テレビ(40インチ以上)」、5位「最新OS搭載PC」、6位「スマートフォン」、7位「エコポイント対象省エネ家電」「家庭用ゲーム機・ソフト」、9位「LEDバックライト液晶テレビ」「お取り寄せ地方名産グルメ」「パワースポット旅行」の順となった。

割安商品が目立った昨年のランキングに比べ、「LED電球」、「最新OS搭載PC」、「スマートフォン」、「LEDバックライト液晶テレビ」、「お取り寄せ地方名産グルメ」など、高付加価値の話題商品がランクインし、消費意欲の回復を受けた結果が窺えるという。