「ニコニコ生放送」と「Ustream」の流入元

ネットレイティングスは26日、2010年4月のインターネット利用動向データを発表した。ライブ動画配信サービスの訪問者数が伸びを見せ、それぞれ事業仕分けを中継した「ニコニコ生放送」が138万人、「Ustream」が99万人に達している。

インターネット利用動向調査「NetView」の4月データによると、ニコニコ生放送、Ustreamともに「事業仕分け第2弾」の生中継コンテンツが訪問者増の牽引役となった。一方、各サービスで流入元サイトに違いが見られ、とくにUstreamの場合、「流入元上位にTwitterやFacebookといったソーシャルメディア」(同社シニアアナリスト 鈴木成典氏)が見られる点が特徴となっている。同氏は、利用者が増加しているブログや動画配信などのパーソナルメディアが伝播するにあたり、「ソーシャルメディアが大きな役割を果たしていく」と指摘する。また、訪問者属性でも両者は異なっており、年代構成では、ニコニコ生放送が20代がもっとも多く39%、Ustreamは30代が最多の37%を占めた。

性別、年代別構成