ソニーとGoogleは5月21日(米国時間5月20日)、デジタル家電についてAndroidプラットフォームを活用した商品開発を行うことで提携すると発表した。この提携をもとに、Android OSを採用した「Sony Internet TV」が米国にて2010年秋より発売が開始される予定だ。

ソニーは今回の提携の第一弾として、世界初とされる"Google TV"プラットフォームを採用したテレビ「Sony Internet TV」を商品化する。同商品にはディスプレイ一体型のものと、ブルーレイディスクドライブを組み込んだセットトップボックス型の2種類が用意されるという。

なお、両社のトップは今回の提携に関して以下のようなコメントを発表している。

  • ソニー 会長 兼 社長 CEOハワード・ストリンガー氏
    「ソニーの有するデザイン力、設計・開発力と、Googleの革新的で信頼性が高く将来的な発展性があるオープンソース アンドロイドプラットフォームとの組み合わせにより、お客様に新しく、感動的なインターネット上のユーザー体験を提供します。本提携により、ソニーは当社の資産および商品領域全般にわたり、接続性とインターネットとの融合を実現した新たな世界を創出します。」

  • Google Inc. 理事長兼最高経営責任者 エリック・シュミット氏
    「私たちは、オープンシステムがさらなる革新をもたらし、お客様にとっての価値を向上させ、選択肢を広げると確信しています。ソニーと協力し、アンドロイドプラットフォームの力を世界中のお客様に提供することを大変誇りに思います。」