G Data Softwareは、「小規模組織に優しい」と銘打つ小規模企業向けウイルス対策製品「G Data AntiVirus Business ver.10.5」と「G Data ClientSecurity Business ver.10.5」の2製品を5月末に発売する。

同社の持つ2つの性質の異なるスキャンエンジンを組み合わせたダブルスキャンエンジンは第三者機関によるテストなどで高い検出率を誇るほか、クラウド技術を利用したアウトブレークシールド、フィッシング詐欺など増加するWebからの脅威から保護するHTTPスキャンなども搭載する。

「G Data AntiVirus Business ver.10.5」では、マネジメントサーバからファイルサーバを含むデスクトップPC、ノートPCなど全クライアントを管理し、ウイルス対策を行う。ライセンスでの単価は5,500円(4~9/OSごと)になる。

「G Data ClientSecurity Business ver. 10.5」は、さらにファイアウォール機能を搭載。ウイルスへの対策のほか、スパムや外部からの不正アクセスを防ぐ。ライセンス単価は5,900円(4~9/OSごと)になる

新バージョンでは、対応OSにWindows 7が加わるほか、G Data ClientSecurity Businessにおいては、ファイアウォールがリモート管理で制御可能になり、クライアント毎のブロック状況を管理サーバで閲覧、制御できる。特にノートPC向けの機能として、クライアントPCがファイアウォールのON/OFFやルールのセットを変更できる特別設定「オフサイトコンフィグレーション機能」なども搭載する。そのほか、Administratorメイン画面のネットワーク一覧部分でPC名での検索、コンピュータ検索時に指定できるIPアドレスの指定範囲の拡大なども行われている。