Crush TearsのYUとRYO

声優として活躍する小林ゆうの、アーティスト活動における新たなプロジェクトとして結成されたロックユニット「Crush Tears」。そのファーストシングルで、2010年2月17日に発売された「閃光の瞬き」の発売記念シークレットライブが、3月20日、東京・渋谷のライブハウス「eggman」にて開催された。

会場には200人を超えるファンが集まり、開演を待ちわびる。そんな中、場内に響くギタリスト・RYOのギターソロ。ステージを隠す幕に映るRYOのシルエットに大きな歓声が沸きあがる。そしてついに幕開け。文字通り、幕が開き、ギターを奏でるRYO、そしてマイクの前に立つ小林ゆう=YUが姿を現す。

オープニングナンバーは、デビュー曲「閃光の瞬き」。YUのロックシンガーとしてのステージパフォーマンスに、観客の歓声もより一層高まる。サイリウムを振るもの、拳を突き上げるもの。YUのシャウトに、一曲目から盛り上がりも最高潮に達する。

「はじめまして、Crush Tearsです!」。YUのMCがスタートする。今回のシークレットライブは、YUとギターのRYOが揃ってファンの前に姿を現した初のステージで、お披露目的な意味合いの深いものだったが、そんなことを感じさせないファンとCrush Tearsの一体感が会場を埋め尽くす。ステージ登場と同時に、用意されていた水を蹴飛ばしてしまい、「気づいたら足元が水浸し!」というYU。自由奔放に繰り広げられるYUのMC、そしてムチャ振りに、面食らいながらも食らいついていくRYO。普段のイベントなどではいじられることが多いYU=小林ゆうだが、Crush Tearsのステージでは何といじり役。そんなYUのいじりとRYOのリアクションに会場からは笑いが絶えない。

ニコニコ動画で「右の人」とコメントされるRYOをネタに、「スタッフの粋な計らい」(YU)で制作された「右の人」Tシャツ。「右の人だれ?」と書かれているのにちょっと不満げなRYOだったが、「左の人のTシャツもほしい」とYUはうらやましがる

MCに続いてはカップリングの「MAD LOVE」を披露。ストレートなロックに会場はさらなる盛り上がりをみせる。当日のライブの模様はニコニコ生放送でも配信されていたが、1,000人を超える視聴者が集まり、5,000を超えるコメントが書き込まれたという。さらなる期待が高まるCrush Tearsだが、YUの口から、7月31日に恵比寿のリキッドルームにてワンマンライブが開催されることが発表されると、割れんばかりの歓声が巻き起こる。7月のライブは、念願のバンド体制でのライブとなるとのことで、Crush Tearsファンなら見逃せないステージとなりそうだ。ライブに加えて、2ndシングルのリリース決定を発表。さらに、YU曰く「いっぱい入っているものも出ます。まだ、ここまでしか言えないんですけど(笑)」。

「最初は本当に嫌だった」(RYO)というお約束の「ニッコニコ」を披露するなど、盛り上がったMCパートに続いては、ラストナンバーとして再び「閃光の瞬き」を熱唱。完全燃焼してステージを後にしたCrush Tearsだが、観客からのアンコールの声に押されて、ふたたびステージに登場する。「また新しい気持ちを込めて、皆さんへの愛を込めて、"狂った愛"、『MAD LOVE』をもう一回歌わせていただきたいと思います。7月には、たくさんの曲ができて、皆さんに私たちのいろいろな表情を受け取っていただけると思います。それに向かって、命がけで一生懸命頑張っています。まずはその一歩として、観てください。そして盛り上がってください!」というYUのメッセージとともに、ふたたび「MAD LOVE」が熱く歌い上げられ、およそ40分のお披露目ステージの幕を閉じた。

2ndシングルや7月のワンマンライブ、今後の盛り上がり次第では、年末にもさらなる展開が予定されるというCrush Tears。次なるステージではどのような表情を見せてくれるのか、今後のより一層の活躍に注目しておきたい。