大塚商会は5月10日、翌日より上場企業に向けて「IFRS導入支援コンサルティング」の提供を開始すると発表した。同サービスでは、企業が国際会計基準(IFRS)を導入するに際して、方針策定・分析計画、設計、導入、運用の4つのフェーズによるITシステムの見直しも含めたコンサルティングを実施する。

同サービスでは、初期の方針策定・分析計画フェーズで課題の明確化と優先順位付けを行うことで、重複作業などの無駄を減らし、IFRSのスムースな導入を支援する。具体的には、同フェーズで基本方針の策定などを行い、会計・財務、経営管理、業務プロセス、情報システム、人材育成などの個別領域における導入計画を立案する。

残りの3つのフェーズである設計フェーズ/導入フェーズ/運用フェーズでは、個別導入計画に基づき、企業の状況に合わせたコンサルティングを行い、各領域における具体的な対応の確定やシステム導入などを進める。

同サービスの価格は、方針策定フェーズが100万円から、方針策定・分析計画フェーズが500万円から(いずれも税別)で、設計フェーズ/導入フェーズ/運用フェーズは、個別見積りとなっている。