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Chromeのブラウザシェアが増え続けている。Net Applications調査によれば2010年4月におけるChromeのブラウザシェアは6.73%。シェア増を続けており、IEとFirefoxに次いで第3のシェアを確保した。シンプルなUI、高速なレンダリング機能、最速クラスのJavaScriptエンジン、マルチプロセスアーキテクチャによる安定性と安全性・マルチコアの有効利用、タブクローズとメモリ解放のわかりやすさなど、上級ユーザの心をつかんでいる。

Firefoxと比べて弱いとされてきたエクステンションだが、HTML/CSS/JavaScriptで構築する開発しやすいエクステンション機能の登場で状況は大きく変わりつつある。必要な機能を追加することができるようになり、しかもエクステンションを追加しても動作が重くならないという利点もある。

10 Useful Google Chrome Extensions to Help You Stay Focus And Be More Efficent - Make Tech Easierにおいて、特に時間を節約するための10のChromeエクステンションが紹介されている。なかでも特に仕事で使うにあたって効果が高いとみられるのは次の3つのエクステンション。

1. StayFocusd

仕事中にmixiニュースをチェックしたりTwitterをチェックしにいって、ついつい必要以上の時間を使ってしまうビジネスマンは少なくない。StayFocusdはそうした場合に役に立つエクステンション。対象となるサイトの閲覧上限時間を設定しておき、その時間をすぎたら閲覧できなくするというもの。曜日ごとの設定、時間によるリセット、あらかじめの設定もオンザフライでの利用も可能。強制的に閲覧を中止することで仕事へ戻りやすくなるほか、残り時間が表示されることで無駄な時間をすごさなくなるという効果もある。

監視開始 - あとどの程度閲覧していられるかが表示される

設定された時間が経過すると閲覧ができなくなる

対象のサイトにアクセスしても「仕事中ですよね?」というメッセージが表示されて閲覧はできない

2. Note Anywhere

Webページ内の好きな場所に付箋紙をはり付けておけるNote Anywhere

ブラウザとともにすごす時間が増えてくると、Webページそのものにメモ書きをしておきたいとおもうことがある。別のメモ用ドキュメントやTodoをつくっておいてもいいが、書いただけで使わないというのはままあること。次にそのページを開いたらそこにメモも張り付いている、という方が現実的だ。

そうした場合に使えるのがNote Anywhere。ページそのものに付箋紙を貼っておけるというもので、そのページを開くと、以前付箋紙をはり付けておいた場所にふたたび付箋紙が表示される。Note Anywhereでは付箋紙に書き込んだ内容もChromeのページ内検索の対象となるところがとても便利。たとえば長いWebページを読んでいた場合、読んだ場所に日付と「今日はここまで」といった内容を書いておけば、次にそのページを開いたらスクロールしてどこまで読んだか思い出さなくとも、検索一発で該当場所へジャンプできる。他にもさまざまな利用が可能。

3. FastestChrome

さまざまな検索サービスへのクイックジャンプ

Webページに登場する単語をWikipediaなどでよく検索するといった場合にはFastestChromeが便利。テキストを選択すると小さなウィンドウがポップアップし、設定したサービスのアイコンをクリックすることでその検索サービスへジャンプできるというもの。用意されているサービスが英語ベースであるといったことや、日本でよく使われるサービスが登録されておらずカスタマイズもできないというのは扱いにくいところだが、便利な機能。