雑誌+DESIGNING、雑誌Web Designing、マイコミジャーナルの3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第12回は、日本デザインセンターで「無印良品」のグラフィックやムービー制作を手がけるアートディレクターの大黒大悟が登場。

大黒大悟プロフィール

1979年広島県生まれ。2003年金沢美術工芸大学視覚デザイン科卒業後、日本デザインセンター入社。原デザイン研究所在籍。VI、SPツール、展覧会グラフィック、サイン計画、映像編集などを行う。平面から、立体、映像、空間まで幅広くデザインを展開。朝日広告賞小型広告賞、毎日広告デザイン賞奨励賞受賞、N.Y.ADC Merit賞、One Show Design Merit賞など。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

大黒大悟(以下、大黒)「高校3年のころ。突然これしかないと思った」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

大黒「すべての仕事に思い入れはありますが、最近特に楽しかったのはMUJI XMAS 2009のアートディレクション。100名近くの人たちに赤い服を着てもらい、真俯瞰からいろいろな絵や文字の静止画と動画を撮影しましたが、自分の思い描いていた絵が、いきいきと動き出した瞬間の感動は気持ちよかった」

MUJI XMAS 2009
CL:株式会社良品計画 / AD+D:大黒大悟

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

大黒「あまりそういうことを考えたことがないです」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

大黒「グラフィックをもっと極めたい。とはいいつつ、これからデザインが作用するフィールドはさらに多様になるので、常に新たなカテゴリーになりえるような定着方法を提案していきたい」


――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

大黒「STEADTLERの0.05mmペン、Cachetのスケッチブック」

大黒氏愛用のSTEADTLERの0.05mmペンとCachetのスケッチブック

――尊敬している人を教えてください。

大黒「永井一正さん」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

大黒「喫茶店。都内にお気に入りが4、5個くらいある。例外として深夜のデニーズはなかなか集中できる」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

大黒「3、4日くらいでしょうか」

――理想的なオフの過ごし方は?

大黒「自然の中に身を置くこと。人と人、身体と心、人と自然の繋がりが大切だと思っているので、仕事ではなかなか得られないことをしたくなります」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

大黒「絵の具の色選び。ポッドキャストのお気に入り番組を聞きながら寝る」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

大黒「2日くらい」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

大黒「いろいろいますが、同じ会社の色部くんと軍司くんとは定期的に飲みに行きますね」

作品紹介

Blume
CL:Blume / AD+D+I:大黒大悟

BLOCK TYPEFACE
CL:株式会社竹尾 / D:大黒大悟