DropboxがモバイルAPIを公開

米Dropboxは5月4日(現地時間)、AndroidならびにiPad用Dropboxアプリの提供を開始したほか、サードパーティ製アプリがDropboxとの連携を可能にするモバイルAPIの公開を発表した。ネットを介して異なるデバイス間でファイル同期を実現するDropboxだが、さらに対応デバイスやソフトウェアを拡大し、よりユーザーに身近なサービスになろうとしている。

Dropboxの特徴は、インターネット上に用意されたオンラインストレージを介することでファイル管理を集約し、PC同士でのファイル同期だけでなく、モバイル機器などさまざまなデバイスでどこにいても同じファイルにアクセスできる点にある。Windows、Mac、Linux用の管理ソフトウェアが用意されているほか、Dropboxサービスへのアクセスを可能にするiPhone用アプリが提供されている。同社によれば、これに加えてさらにAndroidとiPad用アプリの提供を開始したという。またBlackBerry用アプリについても近日中に公開予定とのことで、主要スマートフォンプラットフォームの多くをカバーすることになる。

またDropboxでは、サードパーティ開発者が同ストレージサービスにアクセスするためのモバイルAPIも公開している。開発者らはこのAPIを利用することで、自身の開発したソフトウェアやサービス、モバイルアプリにDropboxへのアクセス機能を付与することが可能になる。GoodReaderなど、すでにこのAPIを組み込んだアプリも公開されており、興味あるユーザーはDropboxが公開しているアプリ紹介ページを参照してみるといいだろう。