FXオンラインジャパン アナリストチームが最新のデイリーレポートをお届けする。ギリシャについての協議が始まったものの、依然として円相場はクロス円主導で、リスク回避の動きにより、根強い円高基調となっている。

円相場は、クロス円、特にユーロ円の動向により変動する状況となっている。そのユーロ円は、現状124円を割り込んでいないものの、124.50はすでにブレイクしている。ゆがみながらも変則的なダブルトップを形成。その後、戻り高値は125.63円。

ネックライン124.50円とすればターゲットは、約1円下123.50円レベルを見ておけばいいか。ファンダメンタルズだけでなく、テクニカルの面でもユーロは対円で弱含んでいる状態となる。

USD/JPY 1時間足

この動きを受け、同様にドル円も、上値は髭ながらもダブルトップとして見えることもできる。目先、93円がネックライン、直近高値を93.44円と想定すると、次のターゲットは92.60近辺となる。

ここにフィボナッチを重ねると、38.20%戻しが92.74円と現状の価格と同水準。一方、50.00%戻しは92.52円と、ダブルトップのターゲット水準かぶっている。つまり、ユーロ円同様にドル円もバイアスショートと考えることができるため、92.60円と50.00%戻しを目先のサポートポイントと考え、その水準でドルの動きを見極めたいところ。

USD/JPY RSI 1時間足

一方、RSIは39と少し戻しており、過熱感はなくどちらにも動けるような水準となっている。