荒川良々、星野真里らが出演する舞台『博覧會~世界は二人のために~』の公開稽古が8日、都内にて行われた。

「出演していなくても見に行きたいと思える舞台です」と笑顔をみせる星野(右)と荒川

同作は、劇団「猫のホテル」主宰の千葉雅子の書き下ろし戯曲。舞台は、1940年代の台湾。芝居を打つことを夢見て、海を渡った淡路淡水一座だが、開催予定だった博覧会が中止になり!? 戦争から取り残されたような南の島でそれぞれの思惑が噴出して――。

初日を前に、淡路淡水一座・師匠の娘役を演じる星野は「あっという間にこの日が来ました。お客さんが喜んでくれたら嬉しいです」と挨拶。父親・淡水役の篠井も「我々が舞台上で楽しんでいるのが、お客さんに伝われば…」と意気込みを見せた。

また、今回出演だけではなく、演出家としても参加する池田成志の感想を問われた星野は「意外と厳しい、というのが素直な感想です。台本読め! 声出せ! と、活を入れていただきました(笑)」と苦笑い。続けて、荒川に飄々と「迷いながらもいい方向にいったんじゃないですかね」と評された池田は、「なんでコイツにこんなこと言われなきゃいけないんだよー」とツッコみを入れ、一同大爆笑。和気あいあいとした楽屋裏をうかがわせた。

さらに舞台上では「清らかで美しい!」と篠井が絶賛する、荒川と星野のラブシーンも繰り広げられる。普段は個性派俳優として知られる荒川が演じる"2枚目"について、星野は「頼りがいのある背中を見せていただいてます」とたおやかにコメントしていた。

『博覧會~世界は二人のために~』は、東京グローブ座(東京・新大久保)にて4月8日~4月21日までの期間で上演(※地方公演あり)