iBooksのライブラリ画面で、左上の「Store」をタップすると本棚がぐるりと回転してiBookstoreが現れる。「特集」「NYTimesベストセラー(フィクション/ノンフィクション)」「トップチャート(有料/無料)」の3つの方法で電子書籍をブラウズできる。構成はiPhone/iPod touchのApp Storeに近いが、ユーザーインターフェイスはパソコン版iTunes Storeの音楽ストアの情報ボタンに似ている。リストされている本をタップすると、情報/説明/レーティング/レビューなどのウィンドウがポップアップする。新しいページに移動することなく、次々と本の詳細情報や評価をチェックできるので効率的だ。

ライブラリ左上の「Store」ボタンをタップすると本棚が回転

米国のiBookstore

販売されている本にはサンプルが用意されており、「GET SAMPLE」ボタンをタップすると本棚にサンプル本(30ページ程度)が追加される。購入はiTunesアカウントを使ってワンタップで完了する。iTunesと同期すると、購入した本がパソコンにバックアップされる。

トップチャートなどから本をタップすると、詳細情報、レーティング、レビューなどの画面がポップアップし、ワンタップでサンプル入手または購入が可能

購入後iTuneで同期すれば、購入した本のファイルがパソコンにバックアップされる

最近のベストセラーなどを確認するには便利であり、サンプル入手や購入、iBooksとの連係はシンプルで分かりやすい。ただ良く悪くも他のiTunes Storeと同じで、Amazon.comのKindleストアに比べると商品同士を結びつけるオススメ機能がないなど、カスタマーをストアに長時間滞在させる仕掛けに欠けるように思える。