Google製サービスを利用している人にオススメ!

Googleは実に多様なサービスを無料で提供している。そのユニークとするところは、オープンソース・ソフトウェアを活用してサービスを構築し、かつオープンソースとして還元も進めている点だ。「Google Chrome」もまた、GoogleによるオープンソースのWebブラウザ「Chromium」をもとにして開発されたソフトウェアだ。そんな出自のChromeには、Google提供サービスをより便利に使える拡張機能が数多く存在している。今回はGoogleのサービスをよく使う方にぴったりな拡張機能を紹介しよう。

『Google Chromeをカスタムせよ!』バックナンバー

■ブックマーク編 ■タブ編  ■動画サイト活用編 



Gmailのタスク機能を活用する人に

名称 Google Tasks

Gmailの一機能として提供されているタスク管理(Tasks)。ビジネスシーンではメールで依頼したり、作業項目を決めたりすることは多いため、メールからタスク登録する仕組みは非常にありがたい。ただ、タスクを閲覧するたびにGmailにアクセスするのは少々めんどうだ。そこで使ってみたい機能拡張が『Google Tasks』だ。

アイコンをクリックするとタスクが一覧になって表示される

インストール後、Google Chrome上に表示されるアイコンをクリックすると、登録中のタスクを一覧表示できる。タスク登録の元になったメールを新規タブで開く機能もある。このほか、タスクの完了チェック、完了日の変更、タスク同士の関連づけ、並べ替え、といった処理もGoogle Tasks上で行なえる。カスタムドメインに対応しているので、Google Appsユーザも利用可能だ。

設定画面。カスタムドメイン(Google Apps)にも対応




新着メッセージは何件? Gmailサポート機能

名称 Google Mail Checker

Gmailアイコンの横に未読数が表示される

かなりニーズが高い思われる機能拡張が『Google Mail Checker』だろう。その名のとおり、ツールバー上でGmailの新着メッセージの件数を簡単にチェックできる機能拡張だ。未読メールの件数だけが表示され、アイコンをクリックするとGmailの受信トレイが表示される。機能拡張によっては新着メールリストを簡易表示するものもあるが、どのみちGmail上で閲覧する必要があるなら、ワンクリックでGmailに飛べるほうがシンプルで分かりやすいのではないだろうか。Google Mail Checkerはカスタムドメインに対応しており、Google Appsユーザでも利用できる。




Googleカレンダー連動、次の予定までの時間を教えます

名称 Google Calendar Checker (by Google)

「Googleカレンダー」でスケジュールを管理している方に使ってみてほしいのが『Google Calendar Checker』だ。特徴的なのは、もっとも直近の予定の時間だけを表示するという点だ。明日のミーティングが一番近い予定であれば、アイコンの下に "1d" と表示する。予定が近づくごとに "1h" "30m" のように時間単位を変えて通知してくれる(分単位では数字が赤色に)。

1日単位の表示

分単位の表示。アイコンが回転するので時間が進んでいるのがわかる

次の予定までの時間がわかれば、作業のやり方も変わるだろう。今日、明日とたくさんの予定を見ても圧倒されてしまうだけだ。直近の予定だけをチェックして作業の効率化を図ろう。




GoogleリーダーをシンプルUIに変更

名称 Google Reader Compact

RSSフィードのチェックに「Googleリーダー」を使っている人は多い。元々は軽量かつシンプルなデザインだったが、今では共有機能やフォローなど機能が増えすぎてごちゃごちゃな見た目になってしまっている。そんなGoogleリーダーを一気にシェイプアップして見やすくしてくれるのが『Google Reader Compact』だ。

表示領域いっぱいまで記事が表示される。ネットブックなどで便利

Googleのロゴすら消し、サイドバーもデフォルトでは非表示に。残るは記事のリストのみだが、これなら見出しの消化に集中できるだろう。画面右上のアイコンをクリックすれば、表示を元に戻すことも可能。Googleリーダー本来の画面構成と比べると、どれだけ使われない機能が多かったのか分かるはずだ。




任意のサイトでもGoogleドキュメントビューアを利用

名称 Docs PDF/PowerPoint Viewer (by Google)

「Googleドキュメント」は文書の作成はもちろんのこと、複数ユーザとのドキュメント共有や、Gmailの添付ファイル閲覧にも使える便利なWebアプリケーションだ。そんなGoogleドキュメントのドキュメントビューアを任意のWebサイトで使えるようにするのが『Docs PDF/PowerPoint Viewer』だ。

Docs PDF/PowerPoint Viewerをインストールすると、任意のサイトでPDFやPPTファイルのリンクがGoogleドキュメントを介して開くリンクに変わる。URLを開けばそのままGoogleドキュメントで表示されるはずだ。ダウンロードして表示する手間や時間をなくしたい人はこの機能拡張を使ってみよう。

任意のサイトのPDF/パワーポイントがGoogleドキュメント上で閲覧できるようになる

まとめ

Googleからは、今回挙げた以外にもブックマーク/ ニュース/ 画像検索/ マップ/ グループなどさまざまなWebサービスを提供している。Google Chromeには大抵のサービスに対して機能拡張が提供されているはずだ。Google Chromeを使っている方はやはりGoogleのサービスを好む傾向があるのだろう。自分がよく使っているGoogleのサービスがあれば、機能拡張をインストールしてより便利に使いこなそう。