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ブラウザの包括的なベンチマークを実施しているBetanewsは24日(米国時間)、Google Chrome 5 loses points, wins categories, against Opera 10.5 betaにおいて23日版のCRPIベンチマーク結果を発表した。Windows Vista SP2で動作するIE7のベンチマーク結果を1とし、これと比較してどれだけ高速に動作するかをインデックスとしてまとめたもの。報告された結果は次のとおり。

ブラウザ CRPインデックス値 推移 備考
Opera 10.5 Beta 1 3271 26.17 ナイトリービルド、pre-alpha 3128は24.43
Chrome 5.0.322.2 Dev 23.90 ↑↓
Chrome 4.0.249.89 21.86
Safari4 531.21.10 18.98 1位浮上
Safari4+WebKit55138 18.05 1位下落、ナイトリービルド
Firefox 3.7 Alpha 2 13.41 ナイトリービルド
Firefox 3.6 13.04
Firefox 3.6.2 11.59 ナイトリービルド
Opera 10.1 6.97
IE8 1.59
IE7 1

CRPI結果(数値が大きいほど高速) - Betanews Windows 7 browser performance, Feburary 23, 2010結果のグラフ化

CRPI結果 Opera - Betanews Windows 7 browser performance, Feburary 23, 2010結果のグラフ化

CRPI結果 Chrome - Betanews Windows 7 browser performance, Feburary 23, 2010結果のグラフ化

CRPI結果 Safari - Betanews Windows 7 browser performance, Feburary 23, 2010結果のグラフ化

CRPI結果 Firefox - Betanews Windows 7 browser performance, Feburary 23, 2010結果のグラフ化

2日版のBetanewsベンチマークと比較しても、Opera 10.5開発版はさらに性能を向上させている。11日にビルドされたバージョンは25.83をマークしていることから、着実にパフォーマンスを向上させていることになる。

これと比べて先週公開されたChrome 5.0.322.2は23.90。それよりも1週間前に公開されたChrome 5.0.317.2が24.60だったことと比較すると、パフォーマンスが低下している。2日のベンチマークに掲載されているChrome 5.0.307.1が22.34であることと比較すると、パフォーマンスが向上したあとに再び低下したことがわかる。

Betanewsの説明によれば、このようにパフォーマンスが低下するケースは開発の初期段階にはよくみられることだという。パフォーマンスを犠牲にする代わりにバグを潰して安定性を向上させ、そしてリリースへ向けて洗練していく。この繰り返しでパフォーマンスが向上していくわけだが、Operaにはその傾向が見られない。2008年から2009年の間はほとんど性能が向上していないが、2009年末のOpera 10.5から劇的な高速化を実現し、現在もなお高速化し続けている。