jQuery: The Write Less, Do More, JavaScript Library

人気のあるJavaScript AjaxフレームワークにjQueryがある。1月14日(米国時間)にメジャーアップブレードバージョンとなるjQuery 1.4が公開された。1月25日(米国時間)には不具合を修正したjQuery 1.4.1が公開されている。FirefoxアドオンJetpackでデフォルトのライブラリとして採用されており、将来的にFirefoxで利用できるデファクトスタンダード的なJavaScriptライブラリになっていくのではないかとみられる。

jQueryは便利なライブラリだが、いくつかの理由でソースコードそのものを読みたいときがある。ほかにどういったAPIがあるか調べたいケース、自分の想定しているものと違う動作をしているため実際にどういった処理が実施されているのか内部を読みたいケース、JavaScript実装の参考にしたいケースなどだ。

jQueryは軽量高速なJavaScriptライブラリで、ミニファイした状態で69KBほど。ただし閲覧には向いていないため、閲覧するにはミニファイされていない155KBのソースコードを使う必要があるた。非ミニファイバージョンは6,000行ほどある。そうした場合のjQueryソースコード閲覧に便利なサービスをCraig Buckler氏がSitePointにおいてImprove Your jQuery Knowledge with the Source Viewerのタイトルのもと紹介している。

jQuery 1.4ソースコードをFirefoxで表示させたところ

jQuery 1.4ソースコードをVimで編集しているところ

jQuery source viewerの利用例

jQuery source viewerの利用例

紹介されているのはJames Padolsey氏が開発したjQuery source viewer。jQuery 1.4、1.3.2、1.2.6のソースコードに対応し、関数名やメソッド名で検索を実施できる。ソースコードのハイライトカラーをいくつかの設定から選択できるほか、表示されるソースコードにリンクが含められており、リンクをクリックしながらソースコードをたどっていくことが可能になっている。

JavaScriptに対応した統合開発環境や高機能エディタの機能を使って閲覧する方法も便利だが、ブラウザから手軽にjQueryのソースコードを閲覧する方法としてjQuery source viewerは便利に活用できる。