Operaは2月11日、Webブラウザの最新開発版「Opera 10.50 beta」をリリースした。

Opera 10.50 betaは、同社が開発するデスクトップ向けWebブラウザの開発途上版。注目の高速JavaScriptエンジン「Carakan」を搭載したバージョンで、昨年12月22日にOperaユーザーへのクリスマスプレゼントというかたちで、α版のさらに前のバージョンに当たる「Opera 10.5 pre-alpha」を公開していた

Opera 10.50 betaの主な特徴は以下の通り。

  1. JavaScriptエンジンCarakanを搭載し、JavaScriptの処理速度が従来比8倍に
  2. ブラウジングスペースを確保するため、極力無駄を省いたUIに
  3. 「プライベートタブ」と「プライベートウィンドウ」と呼ばれる、閲覧履歴を全く残さない閲覧モードを追加
  4. アドレスフィールド内でお気に入りのキーワード検索が可能に。キーワードの一部を入力すると該当する候補が自動表示される入力補助機能も追加されている
  5. Windows 7/VistaのAeroGlassエフェクトに対応。Windows 7のジャンプリストもサポート
  6. Operaブラウザを起動することなくOpera Widgetsが利用可能に

そのほか、新グラフィックスライブラリー「Vega」を搭載したうえ、レンダリングエンジン「Opera Presto」も2.5へとバージョンアップし、タブの移動やアニメーション/画像の表示が高速になっている。

Opera 10.50 betaはOperaのWebサイトから入手できる。現在はWindows版のみだが、今後、Mac版やLinux版も順次公開される予定。