日立製作所、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、シーゴは2月1日、I/O仮想化プラットフォームソリューションの開発、販売、拡充を共同で行っていくことを発表した。その第一弾として「仮想I/O統合プラットフォーム」の提供を本日より開始する。

仮想I/O統合プラットフォームは、日立のストレージと統合システム運用管理ソフト、シーゴのI/O仮想化コントローラなどをセットにしたもの。シーゴのI/O仮想化コントローラ「VP780」、日立のミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000 シリーズ」、日立の統合システム運用管理「JP1」を組み合わせている。

VP780を使ってサーバ/ストレージ/ネットワークの各リソース間のI/Oを仮想化することで、I/Oにかかる設備コストを直接接続した時と比べて最大50%削減することが可能なほか、あらかじめ専用のテンプレートが用意されているため、ユーザー企業はカスタムメイドと比較して最大1/2の期間でプラットフォームを導入できるといった特徴がある。

仮想I/O統合プラットフォームの概念図

3社は今後も、I/O仮想化プラットフォーム分野のソリューションを共同で開発していく。具体的には、CTCがソリューションの開発と販売、日立がストレージ/システム運用管理ソフトの提供と技術支援、シーゴがI/O仮想化コントローラ製品の提供と技術支援をそれぞれ担当する。マーケティングや技術検証、教育プログラムも共同で実施していく予定。